プライベートバンク

シティバンクのプライベートバンクが日本を撤退した2つの理由とは?

アメリカでは古くから富裕層の高い評価を得ていたシティバンクのプライベートバンキング事業。

同じくイギリス系の銀行として世界一の規模を誇るHSBC(香港上海銀行)のプライベートバンキング事業。

 

過去にシティやHSBCが日本市場に参入し根を張ろうと試みましたが失敗し撤退したことを知っている方は少なくないでしょう。

日本で富裕層の人口と比率が年々増える中、なぜ外資系大手のプライベートバンキング事業が撤退に至ったのか、今回はシティバンクに焦点をあててその実情を見ていきます。

 

その撤退理由からは日本の富裕層ビジネスの考え方など多角的に見えてきます。

 

〈シティバンクのプライベートバンク業務について〉

 

シティバンクは2015年時点で運用資産残高508.5億USDを誇り世界6位の大手プライベートバンク事業部を有しています。

日本からは撤退しましたが本国アメリカではいまだブランドは健在です。

 

日本では1902年に横浜支店を開設しており、実は日本に長く腰を据えている外資系銀行です。

1986年から金融資産1億円以上、純資産3億円以上の富裕層を顧客ターゲットとしたプライベートバンク事業を開始。

しかし2004年にプライベートバンク事業の撤退を余儀なくされました。

 

〈シティバンクが撤退した2つの理由とは?〉

 

①日本の環境!?

シティバンクの撤退要因としてまず挙げられるのが「日本の富裕層に対する考え方」です。

まず海外における富裕層の定義と日本国内のそれとは実は様相が違います。

 

海外ではビルゲイツの様なスーパー富裕層とはいかずとも、純資産が10億円以上を有することが富裕層であるというのが一般的で100億円を超える純資産を持っている富裕層も珍しくはありません。

海外でのプライベートバンクの役割といえば、それ位のクラスの富裕層に対して資産価値を減らすことなく保全しながら高品質なサービスを提供することです。

 

一方で日本において富裕層といわれる定義は純資産が1億円以上であることが一般的とされています。

これは海外基準と比較して数字が一桁小さいのです。

 

このことに加えてシティバンクがプライベートバンク事業に乗り出した時期は、まだ日本は国民総中流意識の名残が色濃くあったので億クラスの純資産を持っている資産家もまだ珍しく、シティのターゲットとなる属性が少なかったという背景もあります。

更に当時は金融資産を持つ地方在住の高齢者は外資系金融機関に資産を預けることに対して抵抗感が強いという背景もあったので、プライベートバンクに代表される欧米の資産運用ビジネスが日本の高齢者にイメージしにくかった様です。

 

【②シティバンクのビジネス的な要因】

シティバンクが日本市場から撤退したのは日本の銀行業の商文化にそぐわなかったことも要因として挙げられます。

 

まず日本は海外と比較しても異常な低金利なので、住宅ローンなどのローン商品では儲かりません。

ということは日本国内で収益をあげるには金融商品を顧客に提供して高い手数料を徴収するというビジネスが中心になります。

 

因みに邦銀よりもアメリカの銀行は収益に関して手数料収入の割合が高いことが特徴です。

シティバンクは自国の展開している狩猟的なビジネスのDNAを日本でも覚醒させました。

高い手数料を徴収するには購入したいと思わせる高い利回りの商品を販売しないといけません。

 

しかし高いリターンが見込まれる金融商品は反面でリスクも大きいのは周知の通り。

国が管理する世界有数の規制金融に慣れた日本の富裕層にとってリスクに対してのハードルは高く、シティの商品ラインナップは手が届きにくい存在でした。

 

その上で投資家のリスク許容度を無視して強引なセールスを続けた結果、業務停止命令を2度受けました。

その結果として日本国内で収益を伸ばすことに苦戦し、33箇所ある拠点の経費を収益だけで賄うことも難しくなり撤退を余儀なくなれました。

 

以上がシティバンクのプライベートバンク事業が日本から撤退した理由を端的にまとめたものです。

 

日本側の事情は不可抗力的なものかもしれません。

でもシティのビジネスの仕方、積極的な商品販売によるしっぺ返しの撤退は自業自得と言わざるを得ないと思います。

 

【顧客と利益相反になりやすいプライベートバンクのビジネスモデル?】

ただその背景を見ると日本やアメリカでは販売手数料をもとにする「ブローカーレッジモデル」というビジネスモデルがプライベートバンク業界で現在でも中心になっていることが疑問に感じてしまいます。

ブローカーレッジモデルではどうしても顧客との利益相反になりやすく、セールスをされた方も「信頼してお金を預けたのに商品の販売目的だった」と感じるとバンカーとの信頼関係においても不信感を招かざるを得ないと思います。

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(プライベートバンクの手数料形態に関してはこちらの記事で↓)

プライベートバンクの「手数料モデル」の実態とは?

 

一方でこのビジネスモデルに疑問を呈して独立系金融機関や投資顧問会社ではフィーモデル(預入資産残高に対して数%という手数料モデル)に移行しているところも増えてきました。

 

運用ノウハウが独立系金融機関や投資顧問会社の生命線なので攻めの部分に強みがあるのは勿論のこと、様々な金融知識を総括させキャプティブなど種々の革新的な節税スキームも生みだすことに成功したり新しい時代を築いています。

 

現状のプライベートバンクに見る資産家向けビジネスの課題を捉えて柔軟に対応して徐々に活動範囲を広げています。

金融以外のサービスにおいて環境整備はまだ発展途上であることは否めませんが、こと「資産を守る」、「資産を運用する」という第一優先事項に関してはバランス良く及第点ともいえる評価を資産家からは得ています。

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プライベートバンクを活用して日本の高い税金から逃れられるか?

〈資産を守るために注目されているキャプティブスキームとは?〉

更に資産を守るという観点ではキャプティブがハワイ税制の変更に伴って2017年以降注目されています。

長年、大塚製薬や丸紅など大企業のみが採用していたスキームで日の目を見ることはありませんでしたが、昨今では広く知られるようになりました。

スキームを応用させて相続や贈与でも大きな効果を発揮するので大変注目が集まっています。

 

ただキャプティブは国際税務や保険業の知識など包括的かつ深い知識が必要とされるので、数年で人事異動が頻繁に発生する大手プライベートバンクでは扱えないスキームです。

また提案できるエージェントの数も非常に限られているのでスキームをうまく採用できるまでには運も必要かもしれません。

キャプティブに関しては情報収集しておいて損はないと思います。

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キャプティブのメリットとデメリットや設立方法とは?

キャプティブで節税をする前に知るべき実態と業界裏話とは?

 

残念ながらプライベートバンクは大手金融機関がメインとなって事業参画しているので制度的な変更に関しては小回りが利かず、第二世代ともいえる独立系金融機関や投資顧問会社が柔軟な適応能力で台頭しています。

とはいえ独立系金融機関や投資顧問会社の中にはグレーな業者もいるので信頼して資産を預けていい相手か否かは十分に注意する必要があります。

 

【プライベートバンクで口座開設する前に基本的な情報を理解しておくことが何よりも大切です】

実はわたくしは過去に運用でまとまった利益を作ることができました。

それを原資にして資産運用や資産保全に取り組むために、いくつかのプライベートバンクを比較したことがあります。

 

とはいうもののプライベートバンクも記事でも述べているとおり、ビジネスで運営しています。

幅広いサービスが確かに魅力的ではありましたが、友人からは「金融商品の営業が正直しつこいよ…」などとも聞きます。

ですのでプライベートバンクの少し情報を聞いただけで「何だか良さそう」という単純な理由だけで口座開設することはあまりおすすめしません。

 

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に

・契約を考えているプライベートバンクのビジネスモデルがどうなっているのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解することが大切です。

 

それらを理解せずに安易にプライベートバンキングサービスで口座開設をして

金融商品や不動産のセールスを必死にされるだけで「こんなはずじゃなかった」という人は少なくありません。

 

しかしプライベートバンク選びに失敗してしまう根本的な原因は、単純に良質な情報が少ないことが挙げられます。

要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解が大事です。

 

因みにわたくしが現在、プライベートバンキングサービスとして利用しているのは「匠投資顧問株式会社」というところです。

ここは手数料形式が「ブローカーレッジモデル」という金融商品のセールスも全くなく、「フィーモデル」で同じ方向性を向くことが出来ること。

そして、販売会社ではなく完全に中立な立場で情報提供してくれることに加えて、海外の資産保全の情報なども提供してくれることが魅力で口座開設をしました。

 

ここのプライベートバンキングサービスをしている方が執筆した「減らさない投資で手堅く資産を増やしたい人のための資産形成5つのステップ」

というメルマガがあります。

 

資産形成を考えてプライベートバンクに口座を開設するのであれば

まずは事前に知識を入れてから検討されることをおすすめします。

業界の裏側を教えてくれているので参考にはなると思います。

 

わたくしはまだ40代の若造でプライベートバンクの知識が全くないところから個人的に色々とお世話になっています。

このサイトで紹介する許可を頂いたので、以下にリンクを貼り付けをしておきますので口座開設に着手される前に参考にしてみて下さい。

 

レポートはが執筆したものではなく、第三者機関の金融機関が発行したものですが無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方には良いと思います。

本来は完全紹介制で登録者数に上限があるようなので情報を参考にするのであればお早めに

【推奨メルマガ(無料)】

 

【その案件は本当に大丈夫ですか?】

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に必ず基本的なことの理解をしておくことをおすすめします。

なぜなら、プライベートバンクのスキームの構築が本当に最良のものかどうかが自身では気付きにくいからです。

過去には不動産会社と手数料のキックバックをする業務提携して、私欲で不動産をやたらセールスされたケースもあります。

 

もしも近くに詳しい方がおられない場合は、ご相談・お問い合せ頂いても構いません。

ただ、わたしも普段はサラリーマンをしているので返信に時間がかかる場合もあります。

ご了承をお願いします。

お問い合わせはこちらから

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